メンタルヘルス・マネジメント検定の難易度と合格率について


職場でストレスに悩む人々の心の不調を未然に防ぐことを目的としたのが、メンタルヘルスマネジメントの資格です。
メンタルヘルスマネジメントの資格には1種、2種、3種の3つがあります。1種はマスターコース、2種はラインケアコース、3種はセルフケアコースとなっていますが、単純に階層別にわけられています。

メンタルヘルス・マネジメント検定の難易度と合格率

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このメンタルヘルスマネジメント検定の難易度と合格率についてスポットをあててみると、段階によって大きく異なることがわかります。
3種のセフルケアコースが最も難易度が低く合格率はおよそ8割程度です。
2種のラインケアコースは中間になっており、合格率が60%弱になります。
1種のマスターコースが最も難易度が高く合格率は14%と極端に下がってしまうようです。
主催する大阪商工会議所は難易度別に分けたのではないとしていますが、ここまで合格率が違ってしまうのには理由があります。
なぜここまで合格率が異なってしまうのかというと、出題形式や合格基準が2種3種と1種では違っているからです。

1種のマスターコースの場合はマークシート方式の記述問題に加えて、論述式の問題が出題されます。
合格基準は合計で140点以上なのですが、論述式が25点以上なければいけないのです。
対して、2種と3種の試験についてはすべてがマークシート方式の記述問題になります。
合格基準はともに70点以上となっているので、比較的に合格率が高くなるのです。
逆に考えると、いかに1種マスターコースの論述式問題が難しいのかということになってきます。

また、メンタルヘルスマネジメントの難易度が高いとされる理由の1つに、過去問題から出題を予測するのが難しいことにあります。
一般的な試験の場合ですと過去問題を解いていれば出題傾向が読めるものですが、メンタルヘルスマネジメントは過去問題とはまったく異なる点から出題されることが多いのです。
そもそもマークシート式の問題でも出題範囲が広いので当然のことではあるのですが、出題傾向が読めないのは大きな難関ポイントになってしまいます。
特に1種では細かい内容を問う問題も多く、いかに出題範囲内のテキストを読み込むかがキーポイントです。
論述問題にしても人事労務管理の視点が必要となったりと、管理職ならではの問題が出題されています。

メンタルヘルスマネジメント検定では3種のコースが存在しています。2種と3種については合格率も高く、難易度も低めだといえます。
ただし、1種のマスターコースに限っては合格率が20%程度しかなく、非常に難易度が高くなっていますので、チャレンジする方はしっかりと。対策を行うようにしましょう。


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