EAPメンタルヘルスカウンセラーの試験概要と資格取得の条件について


現代社会では従業員のメンタル面にも気を配る必要があります。そうした需要の高まりから作られた資格がEAPメンタルヘルスカウンセラーです。
ちなみにEAPとはEmployee Assistance Programの略称であり、日本語にすると従業員支援プログラムとなります。

EAPメンタルヘルスカウンセラーの試験概要と資格取得の条件

6bf862a00462fac02aa702c8adf324fb_m

EAPメンタルヘルスカウンセラーの資格を取得するには、まず主催するEMCAという団体が認定するカリキュラムを受講しなくてはいけません。
未経験の人でも学習を進められるように基礎からわかりやすい講座が開講されています。
各認定講座の受講を終えると修了認定を受けることができ、講座修了証を取得してください。
この講座修了証とともにEAPメンタルヘルスカウンセラーの資格認定試験へ出願をします。
試験は学科と論述の2つが一次試験となっており、合格者は二次試験の面接へと進まなくてはいけません。
二次試験にも合格をすれば、主催協会であるEMCAへ入会することで資格取得条件を満たすことになるのです。
ちなみに入会にはEMCAの審査があり、それに通ることができれば資格認定証を発行してもらえます。
認定証の有効期限は5年間ですので、5年ごとに更新しなくてはいけません。

EAPメンタルヘルスカウンセラーの検定試験は難易度的にあまり高いものではありませんが、論述問題が難しいとされています。
また、二次試験では面接がありますので、ここで倫理観などを問われることになるのが特徴です。
資格取得のために面接が行われるケースは珍しく、これはメンタルケアの資格に人柄も重視されるということを表しているでしょう。
カウンセラーの仕事は会社と従業員の間に立つものですので、一般的な資格以上に倫理面が求められるのです。
従業員のメンタル管理は会社の業績を上げるには欠かせないもので、そのためには冷静で客観的な判断以外にも正しい倫理感が必要なのでしょう。

EAPメンタルヘルスカウンセラーの資格取得は試験に合格するだけではできません。
講座の受講後に検定試験という流れは一般的なものですが、その後に主催協会へと所属することで認定を受けられるというのは少し珍しいと言えます。
それだけ資格認定を行う協会が安易な判断をしていないという証拠でもあり、逆に合格できればEAPメンタルヘルスカウンセラーに足る人物との証明にもなります。諸条件がありますが、取得しておくことで非常に有利になる資格の1つですので、ぜひ挑戦してみましょう。


メンタルトレーナーのおすすめ資格

メンタルトレーニングについて学び始めるには、手軽なweb講座がおすすめです。 formieのメンタルトレーニングスペシャリストは初心者向けに網羅された内容をスマホで学習できるので、初めてメンタルトレーニングを学ぶ方にはおすすめです。
→おすすめメンタルトレーナーの資格はこちら

formie_banner_new320-100
メンタルトレーナー資格TOP