産業カウンセラーとキャリアコンサルタント違いを解説
産業カウンセラーとキャリアコンサルタントの資格の違いがいまいち分からないのでどちらを目指そうか迷ってしまうということがあるかもしれません。この二つの資格の違いを解説します。
産業カウンセラーとキャリアコンサルタント違い
簡単に言うと産業カウンセラーとキャリアコンサルタントの違いは働く職場が違います。
産業カウンセラーは一つの職場の中で働く人たちが自分の仕事のトラブルをどのように解決していったり、人間関係の問題に取り組んでいったりしたら良いかをサポートする仕事です。それで、複数の職場を対象とするよりも、特定の一つの職場の中で活躍するのが産業カウンセラーと言えるでしょう。
一方、キャリアコンサルタントは一つの職場に縛られることはありません。そもそもキャリアコンサルタントが目指すのは、これからどんなキャリアを築いていったら良いのかをサポートすることです。それで、複数の職場を選べるような状態の中で、相談者の希望や特技、また性格などを分析して最適な職場を紹介したり、職種を考えたりするのが主な業務と考えられるでしょう。それで、キャリアコンサルタントが働く職場は主にハローワークなどの職業案内所だったり、人材派遣会社だったりすることが多いと言えます。
それぞれの通信講座内容
キャリアコンサルタントの資格を取得するためには通信講座を受講する方法がありますが、その講座の内容は求人と求職の効果的なマッチングをする方法と相談者が仕事をしながら生きがいややりがいを持てるようにサポートしていく方法を学びます。若い人のフリーターが増えたり、子育てをしながら働く女性たちの活躍の場が減ったりしている厳しい状況の中で、キャリアコンサルタントは個人がどのように時代のニーズに合わせてキャリアを形成していけるかを学んでいくことができます。具体的には心のメカニズムや心理アセスメントを学んだり、相談者の話を聞きながら的確に問題点を見極めていく傾聴の技術などを学んだりします。
産業カウンセラーの通信講座の中では、産業カウンセラーの歴史や常に企業の中で意識していかなければいけない倫理を学ぶことができます。そして、企業の中におけるベストな人事労務管理とはどのようなものなのか、その管理の中で働く人たちはどのように仕事を喜びながら行っていけるのかなどを学ぶことができます。
産業カウンセラーかキャリアコンサルタントかどちらの資格を取得しようか迷っている人はどんな職場で自分が働きたいのかをイメージするならどちらかを選ぶことができるでしょう。
メンタルトレーナーのおすすめ資格
→おすすめメンタルトレーナーの資格はこちら
