日本は自殺の数が増えており世界でもトップにランキングするほどですが、少しでも精神的なトラブルを解決できるようにサポートをしていくのが認定心理カウンセラーです。心理学会の中では知名度と信頼度が高い認定心理カウンセラーの資格を取得するためにはどんな講座があるのでしょうか。
認定心理カウンセラー講座の概要と階級別難易度
認定心理カウンセラーになるには日本総合カウンセリングが行っている日本心理カウンセラー養成学院でクラスを受講する必要があります。この講座は10ヶ月にわたって計80時間行われます。40回に分けて行われる講座になりますが、そんなにたくさんは通うことが難しいと感じる方のために、短期クラスも設けられています。一回の授業時間が長くなりますが、20回で講座が終わるものがあります。
これらの講座の中ではカウンセリングを行うときに心理学をどのように活用できるのか理論的な部分と実際的な技術の部分に分けて学んでいきます。さらに、ロールプレイングなども積極的に取り入れて、できるだけ活きた技術を学ぶことができるようにもなっています。心理カウンセラー養成講座で注目できるのは、講師の方たちが実際に心理カウンセラーとして働いているプロの方たちであると言うことです。そのため、認定心理カウンセラーの資格を取得した後にすぐに現場で使える技術をきちんと学べます。
認定心理カウンセラーの資格を取得するには、前述の認定心理カウンセラー講座を受ける必要がありますが、それに加えて、心理カウンセラー認定試験に合格しなければなりません。
この資格には2級と1級の二つの種類があり、2級のほうが難易度が低くなっています。
例えば、2級の試験を受けるためには18歳以上でなければならず、心理カウンセラー養成講座を修了しているか大学の心理学部などを卒業している必要があります。
2級の試験内容は筆記の1次試験と実技の2次試験で構成されており、1次試験を合格しなければ次の2次試験に進むことができません。試験は年に1回しか行われていないので、この少ししかない機会を活かすためにも認定心理カウンセラー講座の最中にしっかりと勉強する必要があるでしょう。
認定心理カウンセラー2級の1次試験の合格率は85パーセントから90パーセントで毎年推移していますが2次試験の合格率は50パーセントから60パーセントです。そのようにして考えると2級はしっかり勉強しなければ受からない難易度ですし、1級はそれ以上の難易度であることが分かります。
認定心理カウンセラーは医療や福祉の現場、また公的機関などで活躍しており、社会的な認知度も高いので取得する価値のある資格と言えます。
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